~紅龍の夢~

番外編 魔界王家の王子達
あとがき

お読みいただきありがとうございました。
サイト1周年記念第二弾、みるきーさんのリクエストによる「イナンナの番外編」、いかがでしたでしょうか。

BGM はズバリ、「翼を下さい」ですね(笑)。
二人の少年を手玉にとって、しかも自覚がない…イナンナ恐るべし(爆)。
普通は、少年が旅発つのを少女が残って見守るのに、この物語は真逆だし、ミリアさんもなかなかです。

けど、女の子の主人公って難しいですね~(ため息)。
どーもよくわかんない…と言うか、なんと言うか(←おい)
子供の頃から、普通の女の子が興味あるようなものに、興味を惹かれたことがなかったせいかも(笑)。

見てたTVも、ウルトラマンや仮面ライダー…特撮ヒーローものや、アニメも合体ロボ系とかばっかだったような(笑)。
読むマンガも、少年マンガが多くて、それは今もあんまり変わらないかな。
メルマガにも書いたことありますが、ハガレン、ワンピ、HUNTER×2、金色のガッシュ、最遊記……あとなんでしたっけ? ちょっと前だと、幽遊白書とか、ドラゴンボールとかかな。
我ながら、アニメおたくっぽいかも。最近、「好きなアニメベスト100」とか言う番組を見たら、知らないのはたった一つだけでしたよ~あはは。
大人になってからようやく少女マンガも読むようになりましたけど、SFかファンタジーか陰陽師あたりにしか興味がないんで……偏ってますねぇ(汗)。
本編の方で、タナトスがあんなに、女性心理に疎うといのは、そのせいですかね(笑)。
仕方ないんで、イナンナの性格は、自分の子供の頃そのまんま。つか、それしか書けません(笑)。

でも、番外編が書けてよかったかな。イナンナとジルは、<巻の三>を最後にもう出て来ませんので。
回想シーンにちょこっと顔を出すくらいで、あとは子孫にお任せっす。
ファンの方、すみませんね。
あ、ジルの番外編……ですか? それは……リクエストがあれば、ってコトで。

巻の二を書いた当初はこの二人、かなり影が薄かったんですよ(笑)。
色々手直ししてるうちに出番が増えて、いただく感想では意外なほどの人気者になりました。
まあこちらとしても、書き込むうちに愛着を覚えてきましたけれどね。
というわけで、これからもよろしく!

<おまけの用語解説(笑)>

 Egbert 八世紀のウエストサクソン王、または最初のイングランド王 
 elan vital 生の飛躍(ベルグソン哲学の基本概念)
 Beowujf 八世紀初めの古代英語の叙事詩、その主人公 
 Igrain アーサー王の母 
 maia fides 不誠実、悪意
 Rex 王、 国王。公式の署名では、国王の名のあとにつける

 続けて書くと、エグベルトとベオウルフの正式名は、
 Egbert elan maia fides Rex V
 Beowujf Igrain maia fides Rex IV
となります。
辞書から適当に拾ったんですが、無意識にイギリス関係の単語ばかりになっていましたね(笑)。

イナンナは古代メソポタミアの地母神です。大地の持つ生命力の源とされ、天空、戦争、正義、
性愛などの女神で、のちにイシュタルに吸収合併されました。